...2004/05/01(sat) No.389
映画:『スクール・オブ・ロック』 |
映画:スクール・オブ・ロック 劇場:テアトル池袋 同行:専門時代の友人BJE君・哲夫君
「ロックを教えてやるぜ、世界中に!」
ステージで必要以上に白熱してしまうために自分の作ったロックバントの中で鼻つまみのもののデューイ。自分の部屋もなく友人のうちにパラサイト中。ついにキレた友人の彼女は、週末までに家賃を払わなければデューイを追い出す、と。しかし、そんな中ついにバンドを首になってしまう・・・。 途方にくれたデューイの元に掛かってきた電話は、友人に対する代用教員の依頼。しめた、とばかりに友人に成りすまし一流進学校へ・・・。 そこで、デューイは一つの計画を画策・・・。そう、生徒達とともにバンドを組んで、バンドトーナメントに出てしまおう!・・・という感じのお話。
笑った。泣いた。良かった。 劇場中が笑ってる映画も久しぶりだなぁ〜。 やっぱりおかしいのはファンキーすぎるデューイ。そして進学校で今までおりこうさんしてきた生徒達のS先生(デューイ)に対する反応。この二本柱が主な笑わせどころ。それが面白い。
そしてキャラクタも個性あふれててすごくおもしろい!ファンキーな主人公デューイ。非常に日本人的な気弱男の友人、ダンナを尻に引くキャリアウーマン的女性の友人の恋人。校長は、欲望のはけ口をなくしたしまって蓋をされたまじめ人間・・・どこかで見たような人たちを思いっきりデフォルメしてキャラにしてる。あ〜いるいる、とうなずきたくなってしまうんだよねぇ。 生徒達はそれぞれの性質が、S先生(デューイ)と交わることで少しずつ変化していく様子がなんとなくいい感じ。その変化の様子に笑えたり共感できたり・・・。映画のネタも絡んでくるからあまり書かないけど、それぞれが個性に飛んでいてキャラクタが面白い! でも言葉で説明しても面白くないので、実際観た人にいろいろきくべし!もしくは実際に観るべし!
映画中レッドツェッペリンもジミヘンも知らない学校の子供達に嘆くデューイが 『学校は何を教えているんだ!』 と、叫ぶ。 結局この台詞がこのスクールオブロックと言う物語を示しているんじゃないかと。結局今の学校が教える勉強と、デューイが大事だと思うことの食い違いのギャップが笑いになり、そして生徒がデューイに寄り添っていくことでハートフルな話ができる。勿論ロックなんて知らなくたって(僕もほとんどわからないしw)、その温度差は面白いし、最後にはちゃんと泣ける誰が観ても面白い映画!
悲しくて泣くんじゃくて、熱くて泣ける!自分があのバンドに一緒に入って一緒に活動してきたような錯覚さえ覚えて、クライマックスではグッときた。女の人よりも男の人の方が泣けるタイプの映画だなぁ。
結構笑いが凝縮されていて全部は説明できない。とにかく笑いたい人は観に行こう!僕の隣の席の人は相当ワハハハハ笑ってた。笑いに飢えてるならまぁ、この一本で。
スクール・オブ・ロックは9(/10)点! 笑える映画って、面白さを書き表せないなぁ〜・・・。
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