...2003/05/05(mon) No.138
映画『ラーゼフォン多元変奏曲』 |
『ラーゼフォン多元変奏曲』 映画館:新宿ジョイシネマ3
テレビ版を一度も見たことがないのに、劇場版を観てきました(笑) どうやらテレビ版の総集編と言う事で、劇場版で初めてみる人でも一応は楽しく見られるようです。 確かにストーリーとかキャラの心の動きなどはそれなり楽しむ事が出来ました。なんかもっとロボロボしている話かと思っていたのですが、どちらかと言うとロボットメインと言うよりは、キャラの心情メインで、それにロボットを絡ませていると言う感じでした。 それなりに楽しむ事ができた、と言うのはやはり、頭が追いつかないです。これは僕の回転がとろすぎるだけ?まぁ、それはしょうがないとして(ぉぃ)、結構多元宇宙論やら、時の観測者やら、TVシリーズである程度時間をかけて説明されている(であろう)ものを、2時間の映画の中でサクッといかれても、え?え?と言う感じで戸惑ってしまいました。 物語の最後もそういう部分が絡んでくるもので、謎な部分を残したまま終わってしまい、感動も薄かったです TV版を見ていた人にとってどうかは知らないですが、映画版のみしか見ていない僕の中での山場は(以下微妙にネタばれ)ムーの人だった朝比奈がロボットと同化して、綾人のラーゼフォント戦って死んでいく場面でした。このシーンは設定などをあまり知らない白紙状態で観ても、充分感情移入できる場面で、なんだかよくわからなくて混乱して終わったエンディングよりも、切なさを感じる事が出来たように思います。アニメ映画観て切ないとか行ってる大人もどうかと思いますけどね(笑)まぁ、それだけ最近のアニメは良くできていると言う事にしておいてください。 テーマとしては結構好きなテーマなので、時間があればTV版も観てみたいなとは思わせるのですが、時間がないので多分見ません(笑)。 正直言ってつまらない作品ではないですが、この作品を全く知らない人はお金を払ってまで映画館で観る必要はないかも。一緒に行った友人の反応をみたり、話をきいたり、パンフを観たりする限りでは、TV版を観た人は映画館で観ても良いんではないでしょうか。 ラーゼフォンは4(/10)点。 やっぱり最後がよくわからないのが痛かったです。
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